日本語の違い

探求と探究の違い・意味と使い分けを例文つきで解説

探求・探究

「たんきゅう(する)」という言葉を聞いたときに、どのような文字を思い浮かべますか。

パソコンなどで漢字変換すると「探求」あるいは「探究」が上位に出てきますが、どちらを使うべきか判断に悩む場合も多いと思います。

そこでこの記事では、言葉の背景にある「目的」まで理解しておくと、使い分けに迷わなくなる「探求」と「探究」の違いについて解説します。

探求の意味・使い方

「探求」は「物事を探し求めること・手に入れようとすること」です。

どこにあるのかわからないものを追い求め、手に入れようとするという点では、ロールプレイングゲームでよく使われる「〇〇クエスト」と同じような意味です。

実際、英語のquestには「探求」という意味があります。

  • 幸せの探求は、人として当たり前のことだ。
  • 彼は、幻の遺跡の探求に人生のほとんどを捧げている。

探究の意味・使い方

「探究」は、「物事の意義や本質を探し究めること」です。

同じように「究」という文字を含む「追究」「研究」とよく似た意味ですね。

「探究」は物事を手に入れるのが目的ではなく、理解すること・解明することが目的です。

  • 幸せの探究をしたところで、幸せになれるとは限らない。
  • わが社では、自ら課題を見出し、探究する力を持つ人材を求めています。

探求と探究の違いは?

「探求」は「探し求めること」、「探究」は「探し究めること」です。

両者の大きな違いは、何を目的としているか、という点です。

「探求」は、どこにあるかわからないものを「手に入れること・追い求めること」が目的です。

一方、「探究」は「理解すること・解明すること」が目的です。

この違いは、例文を見るとよくわかります。

それぞれの例文の一つ目には、いずれも「幸せのたんきゅう」という言葉が入っていますが、「幸せの探求」であれば「幸せになること・幸せを追い求めること」という意味になり、「幸せの探究」であれば「幸せの本質を理解すること」という意味になります。

読み方は同じなのに、まったく意味は違いますよね。

このように、何を目的としているのかまで掘り下げて考えれば、「探求」と「探究」の使い分けに迷わなくなります。

まとめ

まとめ
  • 探求は、物事を手に入れようとすること・追い求めること。
  • 探究は、物事の意義や本質を理解すること・解明すること。

使い分けに困ったら「目的」まで掘り下げて考えてみるのがおすすめですが、時間がない場合は「クエスト」と同じ意味かどうかで判断してみてください。

同じならば「探求」、違う場合は「探究」で大丈夫です。